サッカークリニック5月号 土屋コーチ インタビュー

サッカー専門誌「サッカークリニック」5月号に、「ポジショニング」について、土屋コーチのインタビューが掲載されています。

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【インタビュー抜粋】

Q:ポジショニングを選手が決める際、どのような要素を考慮すべきなのでしょうか?

A: ボール保持者はもちろん、相手と味方を含めた選手のポジショニングとその意図など、実に多くのことを察知、判断した上で各選手はポジショニングを決めなければいけません。

Q: ポジショニングの基本はどのような練習で伝えられますか?

A: 「ゴール前の2対1」でもポジショニングの基礎は教えられます。ただし、「ボールと自分だけ」という考え方から脱し、「チームで得点を奪う」という意識を持つことです。・・・
しかし、ポジショニングが良ければすべて解決できるわけではありません。ファーストタッチやパスのミスにより攻撃が失敗に終わってしまうこともあります。

Q:「ボール保持者の視界に入る」が攻撃チーム内におけるポジショニング・セオリーだとしたら、「視界から消える」が対守備へのセオリーの一つになりますか?

A: トレーニングの参加人数が増えた場合に「視界から消える」という要素が入ってきます。「3対1のポゼッション」では「視界に入る」がメインテーマになります。ディフェンダーの陰に隠れずに2つのパスコースをボール保持者に与えることが必要になるからです。「4対2のポゼッション」になると左右に開いてギャップを作って利用するというプレーが必要になります。「裏のスペースを使うイメージ」です。

Q:「4対2のポゼッション」を通じてポジショニングに関する多くのことが学べそうです。

A: ギャップをつくり、それを利用できるポジションをとる点は学べます。こうした練習で「外だけでなく中も使う」というイメージを持ってほしいと思います。・・・
より良い選手になるには動きの質、つまり動くスピードやタイミングをどこまで向上できるかがポイントになります。また、動かないというポジショニングもとても大切なものです。・・・
技術とポジショニングをできる限り切り分けて考えず、同時に向上させようとしています。・・・

Q: ポジショニングというものはハーフコートやフルコートで学ぶものなのでしょうか?

A: ポジショニングは大きなコートでプレーしていれば学べるというものではないと思います。むしろ、小さな局面や少人数の中で「公式」のようなものを徐々に学んでいくべきだと思います。小さなコートやグリッド内でプレーして、テクニックや駆け引きによっていいポジションをとるということを身につけるべきでしょう。そうしないと、身体能力で追いつかれたり、テクニックだけでは通用しなくたったりした際、効果的なプレーが全くできなくなってしまう可能性があるからです。

※ ドイツでは3対1や4対2のポゼッションのことをEcke(エッケ)と呼び、修徳FCでも様々な課題に取り組むためのメニューとして活用しています。3年生の後半あたりから3対1のエッケに取り組み始め、習熟度にもよりますが、4年生の中盤あたりから4対2のエッケなどにも取り組んで行きます。

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